「百万円」を「ひゃくまん en」と発音するか「ひゃくまん yen」と発音するか。
2011年3月6日〜5月7日に寄せられた全アンケート。


今回は募集した直後に震災があったことも影響してか、サンプル数は38と決して多くはなかった

だが、この38は非常ーに濃い38だどの回答もコメント欄にかなりの長文が書き込まれ、おざなりな回答では決してないことがうかがえた
寄せられた回答はどれも興味深く、私の知らなかった事実に気づかせてくれるものもあった

そんな38人による回答の結果はこうだ
「ye」になる=25人
「e」のまま=13人
「ye」「e」どちらも、という人も2人いたが、それぞれの状況を考慮して振り分けた

というわけで「ひゃくまんえんの『ん』、あなたはどっちアンケート ♪」
「ye」VS「e」の結果は、25対13で「ye」の圧勝?!
有意な結果と判断するためには何百人(何千人?)か調査しなくてはならないのだろうが、
それはまた改めてネットを使って挑戦してみよう

それよりも面白かったのは、「ye」になると答えた人の中にも色んなレベルがあったことだ
「十万円」までは「e」に近いが「百万円」で完璧「ye」になる人、
「千円」までが「e」で「一万円」から「ye」の人、
「百円」から「ye」になる人、
中には「十円」から上はぜんぶ「ye」になる人もいた

さらに、自分は「e」だが夫は「ye」という人、
「妹も私と同じでした」など、回りに調査を広げてくれた人もいた

あなたはいかがだろうか?


以下全回答

なまえ=たかはし
え=「e」
年齢=30代
出身地=大阪
母の出身地=兵庫
父の出身地=大阪
コメント=発音に違いがあることは判りますが、Docが仰るほど
理解し、自覚の上で発音しているひとはたくさんはいらっしゃらないかも
しれないなと感じました。
関係ありませんが、昨日秘密のケンミンショーという番組で富良野という
地名をふ→ら→の→と平坦に発音するのは内地の人で、
現地ではふ↑ら→の→と『ふ』を上げて発音するので
住民としては『ふ』を上げて欲しいという話を聞いて
面白いなと思いました。


なまえ=すけ
え=「ye」
年齢=20歳
出身地=北海道
母の出身地=中国遼寧省
父の出身地=上に同じ
コメント=上記の通り、両親の出身が中国なため、言葉は保育園で
覚えました。
     言葉を教える時や、強調したい時には「e」を使う
かもしれません...


なまえ= blange
え=「ye」 時と場合によります。
   英語で話している時は自然に「y」をつけて話しています。
   「一万円」は「ichiman-en」(日本語会話の時)、「ichimann-yen」(英会話の時)
   ただ、敢えてきちんと「いちまんえん」と言え、と言われると、意識しすぎて
   逆に「いちまんいぇん」になります。
   母音は、本来単独で使うのが難しいはずです。
   一つ一つの音節をはっきり話すときの基本要素が母音であり、
   恐らく話すことを職業にしている方ならはっきり「あおいそら」の「あおい」も
   発音できるでしょう。
   けど、子音を挟むほうが、口の構造上発声しやすいのでは?
   欧米人が何故日本語を上手に発音できないかというと、子音+母音で全て
   構成される言語に不慣れだからだと思うんです。
   欧米言語には、母音が続くことはなく、「あおい」も「awowi」みたいになって
   しまうと思います。
  欧米言語は、一つ一つの単語に「子音プラス母音」という明確な基準はない、
  つまり日本語ほどはっきり発音する必要のない言語だと思うんです。
  その分欧米語には抑揚があり、リズムとして言葉を捉えるときの本質的な部分が
  日本人と違うのでしょう。日本語は発音の明確さを重視、欧米語は抑揚を
  重視、というように・・・。
  話はそれましたが、私は子音プラス母音で育っているので、「Yen」の発音が
  「えん」である自信もあります。
  けど、子音を挟んだほうが発音しやすいというか、口の動きを曖昧にさせられる点で
  楽なので、英語を覚えてからは、時々子音を強く発音してしまうことがあります。
  
       
年齢=35
出身地= 東京都
母の出身地=福岡(育ちは横浜)
父の出身地=名古屋(名古屋→大阪→大連→東京)
         父は、自分は標準語を話すが、間違いなく住んだ土地全ての
         アクセントに影響されていると言っています。
コメント=この言葉の問題は、論文にして返信したいくらいです。
      しかし、今日はこれ以上頭が働かないので、また時間のある時に
      メールします。



なまえ=con♪
え=「ye」
年齢=30
出身地=香川
母の出身地=香川
父の出身地=香川
コメント=両親共に讃岐人、バリバリの讃岐弁使いです。
これを機に?昔から一つ気になってる事があるのでメールします!
谷口さん 林さん 根津さん って言いづらくないですか?
もちろんキレイに発音はできるんです。
でも、相手と仲良くなってくると
たにぐっさん、はやっさん、って省略してません?
ねづさんにいたっては、文字で表現できませんが『づ』とはキレイに発音してませんよね??
これってやっぱり方言なのでしょうか?
文字に出来ない日本語は沢山ありますよね!
自分も気になってた事があるので、大洋さんの言ってる事はすごいわかりますよ!
では、次回の週刊Piperとブログ楽しみにしてまーす!


なまえ=みお
え=「e」
年齢=16
出身地=秋田県(+埼玉県)
母の出身地=秋田県
父の出身地=埼玉県
コメント=たしかに、考えてみると不思議ですね…。
いったい「ye」と「e」のどっちが正しいんでしょう?
ちなみに妹も同じでしたーWW


なまえ=尖った嘴で赤い魚を吸い上げる
え=「e」
年齢=27
出身地=茨城県(ibarakiken)(首都圏内)
母の出身地=茨城県(首都圏内)
父の出身地=茨城県(首都圏内)
コメント=「ye」って言う人、私の周りにはいない気が・・・・する・・・・たぶん


なまえ=FUJJY
え=「ye」
年齢=39
出身地=大阪
母の出身地=宮崎
父の出身地=広島
コメント=私はずっと大阪で関西弁だと思っていましたが、たまにイントネーションが違うようです。母は宮崎でしたが、私の前では関西弁か標準語で、宮崎弁を話す事はほぼなかったです。祖母と幼少からずっと一緒に住んでいましたが祖母の広島弁が混じった関西弁になってると思います


なまえ=あや
え=「e」
年齢=27
出身地=宮城県
母の出身地=秋田県
父の出身地=山形県
コメント=円→えんの発音について、こんなにも深く考えたことはありませんでした。
(そういえばそうだな〜!)
と、改めて思いながら、川下さんのお話しを読みました。
1人部屋で延々と「千円」「一万円」と繰り返してみましたが、何度言っても私は「eん」になります。


なまえ=しろなす
え=「e」
年齢=35
出身地=福島
母の出身地=福島
父の出身地=福島
コメント= 無意識でye という発音をしてるのかは不明です。


なまえ=ひっこ
え=「ye」
年齢=46
出身地=千葉
母の出身地=福岡
父の出身地=鹿児島
コメント=普段何も考えず普通に使っている日本語ですが…なるほど、なるほど!とても興味深い。
自分で言ってみると…「千円」はyeですが、「一万円」はかなりeに近いye。しかし「百万円」となると完璧yeと発音していた(@_@)
この微妙な違いは何なのか?
アンケートの結果が楽しみです。


なまえ=かも
え=「ye」
年齢=45
出身地=愛媛
母の出身地=愛媛
父の出身地=愛媛
コメント=言われてみたらそうですね!「ye」と言っています。
お金つながりと言ったらなんですが、以前友達となぜ「1000万円」は
「せんまんえん」でなく「いっせんまん」とわざわざ「いち」を読むのか
と話題になったことがあります。
「100」+「万円」は「ひゃく・まんえん」なのに「1000」+「万円」は
「せん・まんえん」でなく「いっせん・まんえん」なのか。
結局わかりませんでした。


のぞ
yを消す
19
自分/東京
母親/群馬
父親/東京
韓国語のローマ字表記も日本人には読むのかなり難しいですよねー
ローマ字なら外国の人も読めるだろって思ってるのは案外その国の人の勘違いなのかも?


なまえ=ふーきち
え=「ye」
年齢=35
出身地=大阪
母の出身地=大分
父の出身地=大分
コメント=「えん」と発音しているつもりでしたが・・・。



お久しぶりです大洋さん
アンケートこたえさせていただきます。
なまえ=岩倉姉妹(姉)
え=「ye」
年齢=49歳
出身地=京都府
母の出身地=鹿児島県
父の出身地=鹿児島県
コメント=私、4歳まで、長崎県佐世保市におりました。(出身地いつも京都府と書いておりますが…)
竹ノ内孝子



なまえ=ぶ〜こ
え=「ye」
年齢=34
出身地=兵庫県
母の出身地=兵庫県
父の出身地=兵庫県
コメント=父は播州弁ですが、母は兵庫県出身なのになぜか京都弁です。


なまえ=まきこ
え=「ye」
年齢=35
出身地=神奈川県
母の出身地=神奈川県
父の出身地=神奈川県
コメント=今まで意識したことありませんでしたが、確かにyeって発音してますね。びっくり。


なまえ=ひばる
え=「ye」
年齢=24
出身地=大阪
母の出身地=大阪
父の出身地=和歌山
コメント=一円、十円が「e」で、そこから後は「ye」でした。
「ye」を表すひらがな一字がある気がして、しばらく「ye、ye、ye」と呟いてしまいました。
……ない。
ありそうな気しかしないのに、2字使っても書けない。
「イェ」?
なんか違う気がする。
ヤ行にありそうなのに。
もう新たに「ye」をあらわすひらがなを作るしかないと思いましたが、「○円」以外にどこで使っている音か分からないのでした。
コラム面白かったです〜


名前=いくこ
え=「YE」(関西弁で言うと限りなくeに近いye)
年齢=34歳
出身地=兵庫県宝塚市
母の出身地=熊本県水俣市
父の出身地=兵庫県西宮市
コメント=熊本県水俣市出身の祖母は「しぇんyeん」って言ってました。
後、「宝塚」は「たからづか」なのに「takaraduka」ではなく「takarazuka」と表記されているのは発音からなのでしょうか?!
「Takarazuka」では「宝塚」に変換できませんよね。


なまえ=たま
え=「ye」
年齢=37
出身地=大阪府堺市
母の出身地=鹿児島県南薩地方
父の出身地=母と同じ
コメント=言葉って深いんですね…結果が興味深いです。よろしくお願いします


なまえ=たかゆき
え=「e」
年齢=20
出身地=横浜
母の出身地=青森
父の出身地=青森
コメント=母は完全な標準語、父は軽度の津軽弁です。


なまえ= 紫
え= 「ye」
年齢= 45
出身地= 大阪
母の出身地= 京都
父の出身地= 福岡
コメント= 私は十代の頃、芝居をやっていました。
 アクセント辞典等で発音を学んだ為、参考にならないと思います(汗)


名前=siou
え=「ye」
年齢=26歳
出身地=東京生まれの埼玉育ち
母の出身地=山形県酒田市
父の出身地=東京都江戸川区
コメント
面白そうな企画ありがとうございます!
えの発音・・・あまり意識したことがありませんでしたが、
何度か発音して確認してみたところyが残るようです。
ちなみに父と母にも質問したところ、父は「ye」で母は「e」でした。


なまえ=ザリガニ魔人
え=「e」
年齢=44
出身地=群馬県
母の出身地=群馬県
父の出身地=群馬県
コメント=新潟出身の夫は「ye」です。


なまえ=四六時中疑問続出出張中
え=「ye」
年齢=19歳
出身地=兵庫県(神戸市)
母の出身地=兵庫県(神戸市)
父の出身地=大阪府
コメント=私が習慣piperに入って初めてのメルマガだったのですが(入ったのは先月あたり)こんなに面白い内容が届くなんて思っていませんでした!!私も常日頃から疑問に思う事が多々あって人に話してもどうでもいいしょうもない話としか受け取られない為、自分で考えて何かで調べずに自分なりの答えを出していく事が楽しいと考えていたりします。あくまで「自分なりの」にすぎず答えという事はないにせよ、そういう事を考える事は非常に楽しい事で今回のこのお話も非常に面白いなと。こうみえて俳優を目指しており、(まだまだいたらないところばかりで何も言える立場じゃないのかもしれませんが)鼻濁音の話や母音の無声化の話は聞いていて、特に私は関西人なものでなかなか慣れないのですが関東人は日頃から日常的に使っているというのにもやはり地域地域に寄って同じ日本なのにこんなに変わるものなのかと思っていましたが…今回はそういった意味ですごく分かりやすいタメになる話も聞けましたし、「を」の事は考えた事がありましたが「え」の事は考えた事がなかった私に気づかされました…確かに、普段日常的に話しすぎていて気
にも止めていませんでしたが気になりますね。またどのような結果になったのか知りたいです。ちなみに私は「を」の場合は「o」と読む事が多数ですがたまに「wo」になります。その時その時で変わるものなのかもしれないなとも思いますね。今回、千円、一万円を言ってみましたが自分では曖昧すぎて「e」になっているのか「ye」になっているのか分からなかったので自分の声を録音して聞いてみたところ確実に「ye」になっていました。なかなか面白いですね。



なまえ=嬉しがり
え=「ye」
年齢=45歳
出身地=大阪市
母の出身地=鹿児島県
父の出身地=同上
コメント=こんばんわ。今回も色々と勉強になりました。
日本語って簡単な様で、深いですね。


なまえ=こじろ
え=今現在の言葉遣いだと「e」、実家の方言だと「ye」。ちなみに、実家のことばでは百円は「ふゃぐいぇん」と発音されます。
年齢=34
出身地=青森県弘前市、京都市在住
母の出身地=青森県弘前市
父の出身地=青森県弘前市
コメント=えんの「え」を声を出して強く発音する場合には「e」、声の力を抜いている時にはなんとなく「ye」になるような気がします。ちなみに、唇を閉じない「ん」に関しても、鼻にかけて息を殺す「ng」と舌を上あごにつけて息を殺す「n」の2種類があると思います。しかし、これについては最近習っている中国語の影響があるのかもしれず、普段使いの際に自分がどちらで発音しているのかかなり曖昧です。


なまえ=かるを
え=「ye」
年齢=45
出身地=東京都大田区
母の出身地=東京
父の出身地=横浜
コメント=父は横浜出身のはずですが、発音では「ひ」と「し」の区別がつきませんでした。


なまえ=ゆーこー
え=「ye」
年齢=?
出身地=埼玉県
母の出身地=東京
父の出身地=東京
コメント=両親ともに下町(荒川区、江東区)生まれです。
(関係があるかは分かりませんが、子ども時代に数年間疎開していた先は親戚のある、埼玉県秩父市、父は熊谷市でした)
興味深い実験ですね! 私も言われるまで全く意識していませんでした。まさに目からウロコ…!! 結果を楽しみにしてます(*^o^*)
よろしくお願い致します。


なまえ=くろねこのにゃんこ
え=「e」
年齢=40
出身地=奈良
母の出身地=奈良
父の出身地=奈良
コメント=千円、一万円の「え」を[e]又は[ye]とどちらに読むかなんて考えた
ことありませんでした。
何回か自分で言ってみて[e]のほうだと思いました。
結果がどうなるか分かりませんが、[e]の方がはるかに多いと私は予想します。


なまえ= 裕華
え=「ye」「e」
年齢= 49
出身地= 千葉県
母の出身地= 東京都
父の出身地= 東京都
コメント= 「ye」と「e」、どちらか1つを選べなくてごめんなさい。
「千円」は「ye」で、「一万円」は「e」です。私は「万」が付くと「y
e」と発音するようです。


なまえ=柳元隆
え=「ye」
年齢=52
出身地=鹿児島県鹿児島市
母の出身地=鹿児島県南さつま市大浦町
父の出身地=鹿児島県南さつま市大浦町
コメント=自分の場合、「十円」「百円」も「ye」だと思う。

ところで、日本人の場合「ん」の発音が「n」の発音になる
場合は、とても少ないのではないでしょうか。
ほとんどが、フランス語などの鼻母音みたいな発音だと
思います。
「ん」は口と口の外との空気のながれを緩やかに断ち切る
ときにでる音の一種だと思いますが、その断ち切り方が、
唇か舌か咽喉近くの鼻腔かの3種類ではないかと思うのです。
日本人の場合、ほとんどが咽喉近くの鼻腔で、ときどき唇
ごく稀に舌。
舌の例では「なんだって!」かな???

なまえ=きょうママ
え=「ye」
年齢=36
出身地=東京都
母の出身地=東京都
父の出身地=新潟県
コメント=「ye」の方が周りでもテレビでも使ってる人が多い気がする。


なまえ=じゅんぺけ
え=「e」
年齢=55
出身地=東京(6〜9歳は兵庫県、25〜55歳は大阪府在住)
母の出身地=東京
父の出身地=東京
コメント=面白いアンケートに参加させていただけてうれしいです。

なまえ=癸乃
え=「ye」
年齢=37
出身地=和歌山県
母の出身地=和歌山県
父の出身地=
コメント=
「い」は長く発音すると人によって「え」になることがあります。大きくゆっくりやさしく威圧感を与えない言い方をするときにまたにします。
因みに、「を」=「wo」と発音する理由は、盲目な人が「お」と「を」を聞き分けるときに必要だからという理由で意識的にしています。


なまえ=曲学阿世
え=「e」
年齢=22
出身地=宮城県
母の出身地=宮城県
父の出身地=宮城県
コメント=だっちゃね


なまえ=たむ
え=「e」
年齢=20
出身地=半分東京都、1/3仙台市、残り関西
母の出身地=東京都
父の出身地=東京都
コメント=関係ないですが、関西に来てから「七」を「ひち」と読むことに驚きました。
これは「し」を「ひ」と読んでいるわけではなく、「七」を「ひち」だと思ってるってことなんですかね?

なまえ=DELICO
え=「ye」
年齢=38
出身地=110歳 東京都 1125歳 千葉県
母の出身地=千葉県
父の出身地=千葉県
コメント=一万円と百万円は「えん」の直前の「ん」の影響で「ye」の発音になりやすいのではないでしょうか?
結果楽しみにしてますっ。

なまえ=かすこ
え=「ye」
年齢=22歳
出身地=大阪
母の出身地=鹿児島
父の出身地=群馬
コメント=アンケートを募集されてだいぶ経つので今さらかもしれませんが興味深かったので参加させて下さい。
私自身は大阪府出身なのですが、両親はともに大阪出身ではなく西と東ばらばらです。そのためか私もあまり大阪弁ではないと知人・友人によく言われます。