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第43回公演
出発
CAST STAFF
作/つかこうへい
演出/小松純也

■/松浦よしひさ
■/みさわ蘭丸
■/西村頼子
■/みやなおこ
■/山崎わかな
■/宇奈山小助
■/高木おーへー
■/
■/
■/
舞台監督/辻 徹
美術/高谷アリコ
照明/てる
音効/訓覇 圭
衣裳/三大寺サンセット
小道具/西嶋昌子
メイク/
音楽/
振付/
企画/
制作/あちゃまりえ
宣伝美術/
受付/
演出助手/こざいかつこ
■/
1986.3/12(木)〜15(日)
         
5ステ
松原アトリエ
前売¥1200 当日¥1500
       観客=1000人



記念的な作品
  2000/9/00 (00) 00:00:00  ひめ
「出発」は、私達 '86年度生のその後を決定付けるような、記念的な作品でした。
我々はファーマーズと呼ばれ、三沢さんが俵に乗って登場する時、踊り子として一緒
に飛び出たのでした。(辻徹君は俵を押していました。)
「Born in the USA」の曲に合わせて、三沢さん作詞の「Born as a Farmar」を歌
います。
「お〜らお〜ら風邪ひくな、風邪をひいたら玉子酒」と合いの手を入れました。
ファーマーズとは、その名の通り農民の役です。
メイクは生瀬さんが「俺の魔法の指でやったる」と施してくれました。
津田はおてもやん、駕田は鼻黒、私は眉毛つながりでした。
演出の小松さんが厳しいので、ファーマーズだけで集合して、こっそり朝練したのを
覚えています。
さてこの「出発」、最後のシーンがとても良かった。
雨の中、傘をさしたおーへーさんが長ゼリを語る。
「お父さんは帰ってくるからね」とかなんとか。
松原アトリエの舞台の周りに透明のビニールを張り巡らせて、それに霧吹きで水滴を
つけました。
息を殺して、静かに、静かに。「シューー」「シューー」と。
その後舞台を囲っていた黒幕がばっさり落ちる前に、隠れなければいけません。

ダメ出しのときに、アリ子さんから、「ラストで下市が見えてたー」と指摘を受けま
した。
そりゃそうだ。下市君、あの体型で白塗りでお公家眉だもん、暗い所でいくら息を殺
しても目立つよね。
本人に罪はないけど、笑えてしょうがなかった。

この公演が、当時のひよっこである私達の、まさに出発点です。
あれからどこへ行っても「恥ずかしくない」というよりは、「恥ずかしさを感じない」
精神が培われたのでした。
それは、色々な世界へ飛び立った今も、同期生の心に脈々と息づいていることと思い
ます。

諸先輩方、愛のむちをどうもありがとうございました。

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  2000/9/00 (00) 00:00:00  たいよう 78-88
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