キンソン ■/■ | BEFORE ← →NEXT |
記念的な作品 |
2000/9/00 (00) 00:00:00 ひめ
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「出発」は、私達 '86年度生のその後を決定付けるような、記念的な作品でした。 我々はファーマーズと呼ばれ、三沢さんが俵に乗って登場する時、踊り子として一緒 に飛び出たのでした。(辻徹君は俵を押していました。) 「Born in the USA」の曲に合わせて、三沢さん作詞の「Born as a Farmar」を歌 います。 「お〜らお〜ら風邪ひくな、風邪をひいたら玉子酒」と合いの手を入れました。 ファーマーズとは、その名の通り農民の役です。 メイクは生瀬さんが「俺の魔法の指でやったる」と施してくれました。 津田はおてもやん、駕田は鼻黒、私は眉毛つながりでした。 演出の小松さんが厳しいので、ファーマーズだけで集合して、こっそり朝練したのを 覚えています。 さてこの「出発」、最後のシーンがとても良かった。 雨の中、傘をさしたおーへーさんが長ゼリを語る。 「お父さんは帰ってくるからね」とかなんとか。 松原アトリエの舞台の周りに透明のビニールを張り巡らせて、それに霧吹きで水滴を つけました。 息を殺して、静かに、静かに。「シューー」「シューー」と。 その後舞台を囲っていた黒幕がばっさり落ちる前に、隠れなければいけません。 ダメ出しのときに、アリ子さんから、「ラストで下市が見えてたー」と指摘を受けま した。 そりゃそうだ。下市君、あの体型で白塗りでお公家眉だもん、暗い所でいくら息を殺 しても目立つよね。 本人に罪はないけど、笑えてしょうがなかった。 この公演が、当時のひよっこである私達の、まさに出発点です。 あれからどこへ行っても「恥ずかしくない」というよりは、「恥ずかしさを感じない」 精神が培われたのでした。 それは、色々な世界へ飛び立った今も、同期生の心に脈々と息づいていることと思い ます。 諸先輩方、愛のむちをどうもありがとうございました。 |
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2000/9/00 (00) 00:00:00 たいよう 78-88
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