初代キンソン マスカレード/庄野真代    BEFORE ←      →NEXT 
第9回公演
熱海殺人事件'79
CAST STAFF
作/つかこうへい
演出/つみつくろう
木村伝兵衛/つみつくろう
熊田留吉/松矢一平
片桐ハナ子/橋野リコ
大山金太郎/鬼怒信之介
岡山八太郎/上海太郎
舞台監督/バッファロー木下
舞台美術/バッファロー木下
照明/マラソン高橋
音効/ハリケーンばんび
振付/上海太郎
宣伝美術/
衣裳/
小道具/
受付/
■/
1979.6/1(金)〜2(土) 3ステ
オレンジルーム
前売¥600 当日¥700  観客=1000人



#9「熱海殺人事件」
  2000/10/9 (月) 3:40  武田浩治
…マリアッチに始まる舞台の音楽のつかさん的使い方は、僕にとって
 音効の原点となりました。甲斐田さんの「IN THE NAVY」のサビの
 振付けは、いまだに記憶に残ってます。

オレンジ熱海
  2000/9/26 (火) 16:26  あげそん
 オレンジ熱海、これは見てないんです。本番はちゃんと仕事してましたけど、ずっ とそでの中。オレンジのメイン調光器がなんと上手そでの中にあったんです。ぜんぜ ん舞台が見えません。調光中は舞台を背に、壁のフェーダーを相手にしなきゃならな いもんで。このときもよくきっかけをはずしたことでしょう。でも、そんなわけでは ずしても全然自覚がないんです。見えない位置でやるのは私には無茶でした。

 スモークマシンはすごかったですね。事前のテスト。いまTBSの久保君が仕入れ てきたごみペールにダクトをつけると、Box(今吉田食堂のあるところにあった 11演習室)でテストしたら、たちどころに煙だらけ。簡単な構造なのに見事にうまく いくのに驚きました。本番もうまくいったことと思います。見たかったあ。久保君い わく、ドライアイスの砕き方にミソがある、だそうですもん。よく覚えているのは楽 日。いつものようにチャイコフスキーがかかると(違ったかな?ラストのブルースカ イブルーだっけ?)ドライアイスをどぼどぼ入れていくのですが、この日はどうも様 子がおかしい。いつもよりも『煙い』。そでの調光器は高さが約1.5mくらいにとこ ろについていたのですが、その調光器もかすんでしまう。ものすごい量のスモークで した。いつもより大目のドライアイスをよく砕いて入れたそうな。舞台を正面から見 た人にいわせると、舞台の辰巳くんまで見えなくなったとか。でもそのすごいスモー クを後々まで名物にしちゃうんだから、たいしたもんでした。

使用曲リスト
  2000/9/00 (日) 00:00:00  たいよう 78-88
    パリアッチ/メイナード・ファーガソン(オープニング・伝兵衛とハナ子のダンス)
    In Tne Navy/ヴィレッジピープル(ダンス)
    恋のかけら/ダウンタウンブギウギバンド(大山登場)
    燃えろいい女/ツイスト(熊田絶叫・ダンス)
    魅せられて/ジュディオング(「エーゲ海から潮風が」)
    Monkey Magic/ゴダイゴ(大山逃亡)
    ディスコお富さん/■(大山に殺し方指導)
    雨が空を捨てる日は/研ナオコ(「何が悪いの」)
    強がりはよせよ/研ナオコ(アイ子独白)
    いとしのエリー/サザンオールスターズ(アイ子殺害)
    LOVE 抱きしめたい/沢田研二(花束で殴る)
    ピアノ協奏曲第■番/チャイコフスキー(「カーステレオからこの曲!」)
    ブルースカイブルー/西条秀樹(伝兵衛独白・エンディング)
メジャー指向第一弾
  2000/9/00 (日) 00:00:00  たいよう 78-88
 たぶん前の年の冬ごろ、できたばかりのオレンジルームの「若い演劇シリーズ」という企画。その第一弾ということで、たしか学園座の「出発」を何人かで見に行きました。

 「俺達の芝居の方が断然面白い」とみんな思ったので、辰巳はその足でその通りのことをプロデューサー・中島さんに言いに行きました。中島さんは著書の中で「出会いだった」と書いてます。実際この公演は始めて大阪で打った公演。以後大阪と京都の両方をホームグラウンドとすることになる、そのスタートでした。

 しかし九州から来た私にしてみれば、京都から阪急電車という汽車(路面電車が「電車」、遠くへ行くのはぜんぶ「汽車」)に乗って行くなんて旅行ですよ。だから大阪まで行くだけでもう大変だった。いま東京に行くほうが数十倍気軽に行ける。そんな大阪で公演を打つだけでも大変な作業でした。

   さて公演の方は前年の熱海をまさにパワーアップ。曲も最新ヒットを加え、新人久保徹考案・制作によるスモークマシンが威力を発揮。私たちが追撃していたのは他の劇団ではなく、TVの「ザ・ベストテン」でした。

 さらに特筆すべきは、この公演で初めてフィーチャーされた甲斐田のダンスでした。「音楽がかかると踊らずにいられないオカマの捜査官」という強引な設定で登場し、ホモソング「YMCA」が大ヒットしたヴィレッジピープルの新曲「IN THE NAVY」を熱演。以後「関西のダンシングゲーザ」の名を欲しいままにします。

 当時大ブレイク中だった「スペースインベーダー」ネタも随所に使われていました。熊田が大山を「どうせそんなんが置いてある喫茶店やろ」といじめる場面。ダンスシーンでは私も、当時客席のど真ん中につくられていた音効ブースから飛び出して「速いインベーダー」として舞台を横切りまた戻って来たりしていました。

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  2000/9/00 (日) 00:00:00  たいよう 78-88
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