スコーピオン/桑名正博 | BEFORE ← →NEXT |
#10「夏の夜の夢」 |
2000/10/9 (月) 3:40 武田浩治
|
…松井さんのDJによるディスコシーンに始まる、この公演。この時DJが 「KISS久々の復活・ラヴィン・ユー・ベイビー」といってたのが、21年後に また映画で復活するとは?! 中央館での「グリーン・スリーブス」の録音や、柳田さんのバンドで いろんなオケ(当時はカラオケという言葉がなく、生歌で歌うための伴奏を 必死で録音してました。)をとったことを覚えてます。 思えば、当時の音効は、FMを一日3時間聞くのと、今出川と一乗寺の レンタルレコード屋に通うのが日課でした。それでも、レンタルが出たことが どれだけうれしかったか。 因みに、小川の歌った「ホープレス・アイ・デボーテッド・トゥ・ユー」は、 甲斐田さんお気に入りの映画「グリース」でオリビア・ニュートンジョンが 歌った歌、エンドの全員ダンスもグリースのエンド曲だったような。 |
真冬の真夏 |
2000/9/26 (火) 17:09 あげそん
|
このころからですね、公演前がとんでもなく大変になってきたのは。同志社の小ホ
ールはよくできたところ、と前に書きましたが、その設備だけでは飽きたらず、今度
はスロープ舞台をホールの半分(以上だったかな)にも展開した舞台にしてしまいま
した。照明機材も『ありもの』では足らないので、太秦の大映に借りにいったほどで
したもん。調光も2箇所で。ひとつはいつものブース、もうひとつは舞台下手側の一
番後ろに足場を組んで、音響と同居してました。お客さんはやっぱり満杯で(どうし
てあんなにお客が多いのかよくわからなかったけど)、その足場の下まで客席になっ
ていたような気がします。 そんなわけで舞台くみが大変。事前にスロープ床机をいくつか作ってたし(これが 元でしばらく後ろ指差されるんだけどね)、運搬のトラックも満載状態だったから、 今なら確実に『過積載』でつかまるところ。ピッコロの前には照明用のコードを徹夜 で作ったねえ。いっしょにいたのは高橋君とペンギンかな。 で、舞台つくりは唐内さんの大活躍があって、すばらしいものだったと覚えていま す。パイザルのグリーンがきれいでした。妖精が出てくるんだけれど、そのために唐 内さんが『特に』念入りにブランコを作ってましたね。 スロープにしたのはゲーザさんのパックがローラースケートをはいてでてくるのを 生かすため、でした。このためにゲーザさん毎日ローラースケートをはいて大学(と いっても教室じゃなくてBoxね)にきてました。 とっても疲れた公演、しかも1ヶ月以上。間には11月祭もあったし。エンディング のゲーザさんの『掃除おばさん』のパントマイムに、ほっとしたものを感じてました 。私は今もあのシーンは好きです。 ピッコロの照明が飛んだのは最中からわかってたんだけど、いまさら本番中だしど うしようもない。それに劇団にも弁償するような金はない。よーく考えると、あんな こと(半導体調光器に、サージだらけのオートトランス型スライダックをつなぐこと )すれば飛ぶのはあたりまえなんだけれど、よくまあ、臆面もなくわけのわからんこ とをいって突っ張って弁償から逃げてきたもんだ。今から思えばあれが一番恥ずかし い。 公演が終わって帰ってきて、後片付け、打ち上げをしたあとBoxで迎えた土曜日の 朝、その日の体育実技をサボって、翌年めでたく再履修となりました。よく晴れた寒 い朝でした。朝日がまぶしかったね。 |
パックの歌 |
2000/9/00 (00) 00:00:00 たいよう 78-88
|
「まなつ」は劇団にとって初めてのシェイクスピア、また初めてこんなに大勢が出演、ミュージカル(?)も初めてという公演でした。ピッコロシアターという場所も最初で最後(照明の配電盤をトばし、もめた)。という記念すべき公演。あいだに11月祭をはさんでの連続公演で、しかもその11月祭からして初めての「3本立て」。なんでそんなことやろうと思いつき、やれると思ったのか。若いってすばらしい。 曲はこの年の新人、久保徹がつくったものと、辰巳が「グリース」などからピックアップして歌詞をつけたものが中心。久保と、同じく新人の武田、私の友人立野(立野弓子の兄)、それと私でカラオケをつくったりもしたんだけど、大半を占めるバンド演奏は外部に発注したと思う。このときの経緯などは武田が書いてくれるかな。 唐内と久保、平木と小川の4人が「若い」ということで若者に。一番年上のゲーザでも21才。新人は18才だったんだけどね。 さてそのゲーザは、妖精パックをやりました。舞台奥から短いスロープのある舞台を、当時流行っていたローラースケートですべりおり、ようとしてコケながら登場。「よう妖精たち、頭、元気?」「そういうあなたは、だあれ?」「だあれ?」「だあれ?」そして歌う。元を忘れたけどたしかミュージカル「HAIR」の曲。元のメロディにすごくうまくシェイクスピアのセリフをはめてた。たしか辰巳。とにかくこないだこの歌を思い出して以来、ずーーっとゲーザの歌が頭の中を回ってます。 オープニングは、(これも当時大はやりだった)ディスコのシーンから。「Night Time Fantasy」「Lovin' You Baby」「You're The Only One」と、何と3曲も踊ったあと、全員がタイトルチューンを歌いながら日本のディスコから中世ヨーロッパに時空スリップする。この曲が久保の代表作「イマジン」。当時辰巳がライバル視していた東京キッドブラザースっぽいことをわざと大げさにやる、というギャグでやったものだけど、観客はほとんどマジ、やってる方もけっこうマジに熱くなってしまってました。だって曲がいいからね。 |
この公演に関するコメントを募集中です。 |
2000/9/00 (00) 00:00:00 たいよう 78-88
|
どんなにささいなことでも重大なことでも、 短い文でも長文でも、 オフィシャルな発言でもくだらない雑談でも、 まったく構いません。 今でこそ言える愚痴なども、どうぞ。 この年のノートに書き込むか、 または川下まで、メールで送ってもらえないでしょうか。 |